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症状がない短時間の心房細動でも、血栓を予防する治療を始めたほうがよいですか?
無症候性心房細動の患者にアピキサバンを投与すると、アスピリンの投与と比べ、脳卒中または全身性塞栓症が少ないが、重大出血が多い
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アスピリン内服中の胃潰瘍からの出血の予防に、ピロリ菌の除菌は効果がありますか?
アスピリン内服中の60歳以上の尿素呼気試験でピロリ菌陽性の患者にピロリ除菌療法を実施すると、プラセボの投与と比べ、2.5年以内の消化性潰瘍出血による入院または死亡が少ないが、2.5年以降ではほぼ同等である
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急性冠動脈症候群後の抗血小板薬2剤併用療法は、減量や弱い薬に変更したほうがよいですか?
急性冠動脈症候群の患者にアスピリンとクロピドグレル、低用量プラスグレルまたはチカグレロルによる抗血小板薬2剤併用療法を行うと、アスピリンに加えて、チカグレロルまたはプラスグレルから経皮的冠動脈形成術1ヵ月後にクロピドグレルまたは低用量プラスグレルに変更する減薬治療と比べ心血管イベントが多い傾向にあり、出血が多い
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冠動脈疾患や末梢動脈疾患の患者では、2種類の血栓予防薬を併用すると死亡は減りますか?
冠動脈疾患または末梢動脈疾患の患者に、リバーロキサバンとアスピリンの併用投与を行うと、アスピリンのみの投与と比べ総死亡、心血管死亡が少ないが、非心血管死亡はほぼ同等である
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PCI施行後の抗血小板薬の併用は段階的に量を少なくしたほうがよいですか?
急性冠症候群でPCI施行後に1ヵ月のDAPT(プラスグレル10mgとアスピリン100mgの併用)療法から、アスピリンはそのままにプラスグレルを5mgに減量しても、有害事象の発生は少ない
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カテーテルによる大動脈弁置換術後の患者でアスピリンの併用療法は何がよいですか?
Transcatheter aortic-valve implantation (TAVI) の患者でアスピリン単剤に比較して、クロピドグレルを併用した群では出血イベントや手技に関連しない出血イベントが増加する
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心臓病や脳卒中になったことがない人がコレステロールを下げる薬や複数の血圧を下げる薬が入ったポリピルを飲むと心臓病や脳卒中は予防できますか?
心血管疾患の既往がない心血管リスクが中等度の人にシンバスタチン、アテノロール、ヒドロクロロチアジド、ラミプリルを含有するポリピルとアスピリンを投与すると、プラセボと比べ心血管イベントが少ない
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動脈硬化性疾患のないリスクが低い人でもアスピリンを飲んだほうがよいですか?
動脈硬化性疾患の既往がない患者にアスピリンを投与すると、投与なしもしくはプラセボと比べて全死亡は同等で、大出血が多い
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脳梗塞や一過性脳虚血発作後には、抗血小板薬を2剤併用したほうが良いですか?
急性期脳梗塞または一過性脳虚血発作の患者にチカグレロルとアスピリンを投与すると、アスピリンの投与のみと比べ、30日以内の脳卒中または死亡が少ないが、重大出血が多い
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急性冠症候群では、2種類の血液を固まりにくくする薬を飲んだ後、1つを減らしてもよいですか?
薬剤溶出性ステントで治療された急性冠症候群の患者に、チカグレロルとアスピリンを3か月投与し、その後にアスピリンを中止してチカグレロルのみ継続すると、チカグレロルとアスピリンを12ヶ月継続した場合に比べて、重大出血と心血管イベントの複合アウトカムが少ない
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血液を固まりにくくする薬の2剤併用による心臓病や脳卒中の予防効果は、糖尿病の有無で変わりますか?
冠動脈疾患または末梢動脈疾患の既往がある患者にアスピリンに加えてリバーロキサバンを投与すると、アスピリン単独投与に比べて、糖尿病の有無に関わらず心血管死亡、脳卒中、心筋梗塞は少ないが、重大出血が多い
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